トリミング料金を節約する方法はないのかな?
詳しく知りたーい!
そんな疑問を解決していきます!
犬のトリミング料金を安く節約できる方法5選を徹底解説!
犬を飼ったら、必ずかかる維持費の1つが「トリミング料金」です。
トリミングは、愛犬の健康な被毛を維持したり、体を清潔に保つために欠かせない作業です。
しかし、「食費や治療費などもかかるのに、さらにトリミングにもお金がかかるのか...」と不安に思われている方も多いのではないでしょうか?
実際に私は5年以上ペットショップに勤めていますが、こんなことを言うお客様を何百人もみてきました。
- トリミング料金を最後まで払ってあげられるか心配...
- トリミングに高額なお金がかかるなら犬は飼えない...
- トリミングにそんなにお金がかかるとは知らなかった...
こんな方も安心してください!
確かに、ワンちゃんを飼う上である程度のトリミング料金はかかります。しかし、すべてのワンちゃんが高額なトリミング料金がかかるわけではありません。
飼い主さんが実践できるトリミング料金を節約できる方法はたくさんあるんです。
この記事を読めば、あなたが犬のトリミング料金で悩むことなくワンちゃんをお迎えできるように詳しく解説していきますので、最後までご覧になってくださいね!
執筆者紹介
よっしー(@yosy_blog)
こんな私が、ペット業界にいるからこそお話しできる視点でわかりやすく解説します!
犬のトリミング料金の相場はいくら?
始めに犬のトリミング料金の相場はいくらかかるか確認してみましょう。
地域やサロンによって料金は前後しますが、ザックリとした相場はこんな感じです。
<シャンプーのみ>
- 小型犬
→3,500〜5,000円 - 中型犬
→5,000〜8,000円 - 大型犬
→8,000〜10,000円以上
<シャンプー+全身カット>
- 小型犬
→5,000〜8,000円 - 中型犬
→8,000〜11,000円 - 大型犬
→11,000〜14,000円以上
シャンプーだけでなく、全身カットをしてもらうと料金が2,000〜4,000円ほど上がります。
料金は【体の大きさ+カットやお手入れの大変さ】で割り増しになっていくイメージですね。
例えば、同じ小型犬の中でも、お手入れやカットが大変な「トイプードル」「ビションフリーゼ」などは割高なサロンが多いです。さらに、サロンによっては、技術力が高いトリマーがいたり、質の高いシャンプーや機材を使っていたりすると料金が高くなります。
トリミングサロンに行く前にはホームページなどで事前確認をしてから、愛犬にあったサロンを選ぶようにしましょう。
犬のトリミング料金は生涯でいくらかかるの?
続いて、犬のトリミング料金は生涯でいくらかかるのか見てみましょう。
ちなみに、今回は飼われている割合が最も多い小型犬を飼った場合を例にしてみます。
一般社団法人ペットフード協会さんの調査によると、2020年のワンちゃんの平均寿命は14.48歳というデータがあります。そして、トリミングは、およそ1ヶ月〜1ヶ月半に1回行くのが一般的です。トリミング料金は相場を参考にして、シャンプー4,000円、カット7,000円で計算してみましょう。
するとこんな感じになります。
- シャンプー
4,000円×12ヶ月×14年=67万2,000円 - カット
7,000円×12ヶ月×14年=117万6,000円
あくまで平均値ですが、かなりの金額がかかりますね。(笑)
とくに、カットでは安く見積もっても100万円前後はかかりそうですね。
しかし、安心してください!
ある方法を使えば、この高額なトリミング料金を大幅に節約することができます。
浮いたお金があれば、質の高いフードやかわいいペットグッズを買って愛犬にもっと愛情を注ぐことができちゃいます。
詳しい節約方法は次の項目でガッツリ解説していきます!
出典:全国犬猫飼育実態調査結果-一般社団法人ペットフード協会
犬のトリミング料金を安く節約できる方法5選
では、犬のトリミング料金を安く節約できる方法5選をご紹介します。
節約方法は下記の通りです。
この5つのポイントを抑えれば、トリミング料金を大幅に節約できるので参考にしてみてください。
では、1つづつ解説していきます!
毛の抜ける犬種を飼う
そもそもの話ですが、毛の抜ける犬種を飼えばトリミング料金を節約できます。
なぜなら、毛が抜ける犬種はカットが必要ないからです。
先ほど、犬のトリミング料金は生涯でいくらかかるか解説しましたが、カットをしないだけで生涯約50万円の節約になります。
ただし、トリミング料金を節約できるぶん、毛が抜けるのでこんなデメリットがあります。
毛の抜ける犬種のデメリット
- 床を裸足で歩くと足の裏に毛がつく
- 抜け毛が食べ物についたり口の中に入る
- 毎日スーツや制服についた抜け毛を取る
- 抜け毛を掃除してもすぐに元通りになる
- ベッドの下やタンスの裏などの隙間から抜け毛が出てくる
このデメリットを見て「抜け毛が気になる!」という方は毛が抜ける犬種はやめておいた方がいいでしょう。ワンちゃんを飼ったら、かなりシンドい思いをすると思います。
逆に「毛が抜けても大丈夫です!」という方は、圧倒的にトリミング料金を節約できるのでオススメです。
「抜け毛が気にならずトリミング料金を節約したい方」は毛が抜ける犬種を選びましょう!
ちなみに、毛が抜ける犬種の飼い方・特徴・性格を詳しく解説しているので、興味がある犬種だけでもよかったらどうぞ。
サロンの割引サービスを使う
トリミングサロンの割引サービスを利用すると料金が節約できます。
サロンによって様々なサービスがあるので、一例をご紹介します。
- 初回割引
→初回のカットが10%オフ - 子犬割引
→生後1歳未満は1,000円オフ - 予約割引
→1ヶ月前の予約で5%オフ - 紹介割引
→お客さんの紹介で15%オフ - 会員割引
→サロンの会員になることで特別価格になる
サロンによって、サービスや割引価格は異なるので一概には言えませんが、うまく割引サービスを使えば、愛犬のトリミング代を大幅に節約できます。
仮に、割引をうまく使い通常価格の1,000円引きでトリミングをした場合
1,000円×12ヶ月×14年=16万8,000円を生涯で節約することができるんです。
サロンの割引サービスはたくさんあるので、うまく活用して節約につなげましょう!
カットモデルに応募する
あまり知られていませんが、ワンちゃんのカットモデルに応募する方法もあります。
場所は限られますが、トリマーの養成学校やペットの専門学校など、トリミングを学ぶ学科がある施設で応募をすることができます。
施設によって料金や応募条件は違いますが、簡単にまとめるとこんな感じです。
カットモデルのポイント
- 2,000円前後でカットをしてもらえる
- 地域によっては送迎してくれるところもある
- 授業の一環のため平日のみの受付が多い
- 高齢の犬は受付不可のところが多い
- カットをするのは学生だが仕上げは先生がやってくれる
時間やワンちゃんの年齢制限など条件はありますが、カットモデルは格安でトリミングをしてもらうことができます。
仮に、シニア犬の目安である8歳まで毎月1回トリミングをするとして、通常の場合と比較すると
- トリミングサロン
7,000円×12ヶ月×8年=67万2,000円 - カットモデル
2,000円×12ヶ月×8年=19万2,000円
単純計算ですが、8年間で約50万円節約できますね。
ただし、カットモデルは学生のカットの練習に使われるので、プロと比べると仕上がりがイマイチだったりケガのリスクは高いなどのデメリットはあります。
しかし、料金は格安で、仕上げは講師がやってくれるので「細かいところは気にならないから、とにかく安くカットをして欲しい!」という方にはオススメです。
愛犬の毛を短くカットする
シンプルですが、毛を短くカットするのは節約に効果的です。
なぜなら、トリミングに行く頻度が少なくなるからです。
サロンに行く回数が少なくなれば、トリミング料金も行かないぶんかからなくて済みますよね。
では、どれぐらい短くすればいいかと言うと、個人的にはバリカンで5㎜にカットしてもらうのがオススメです。
個体差はありますが、トリミングに行く頻度も1ヶ月半〜2ヶ月程度に減らせますし、ブラッシングなどのお手入れもラクになります。
ちなみに、トリミングの頻度を2ヶ月間に1回行くとして、平均寿命で比較すると
- 1ヶ月に1回
7,000円×12ヶ月×14年=117万6,000円 - 2ヶ月に1回
7,000円×6ヶ月×14年=58万8,000円
単純計算で約60万円節約できます。
もし、「もっと短くしたい!」と思ったら1㎜、3㎜にもできますし、「もっと長くしたい!」と思えば、8㎜、10㎜にすることもできます。
ただし、毛を短くしすぎると、紫外線で肌トラブルになったり、体温調節がうまくできずに体調をくずすこともあります。
始めはトリマーさんと相談しながら、愛犬のコンディションにあった毛の長さにした上で節約するようにしてくださいね。
自分でシャンプー・カットをする
1番のトリミング料金の節約方法は、自分でシャンプー・カットをすることです。
ちなみに自宅でシャンプー・カットをする時に必要な用品は下の通りです。
<シャンプー>
- 犬用シャンプー(約1,000円〜)
- 犬用リンス(約1,000円〜)
- スリッカーブラシ(約1,000円〜)
- ドライヤー(約3,000円〜)
- ドライヤークリップ(約1,000円)
- コームブラシ(約1,000円〜)
- 吸水速乾タオル(約1,000円〜)
<カット>
- 犬用ミニバリカン(約1,500円〜)
- 犬用全身バリカン(約3,000円〜)
- スリッカーブラシ(約1,000円〜)
- コームブラシ(約1,000円〜)
- 犬用カット用ハサミ(約1,000円〜)
- 犬用カット用スキバサミ(約1,000円〜)
あくまで目安ですが、それぞれ必要な用品の安いものを全部購入しても約1万円ほどです。
ワンランク品質の高いバリカンやハサミを買ったとしても2〜3万円ほどで揃えることができます。(ただし、プロが使っている用品と同じものを全部買おうとすると10万円近くかかります)
もちろん用品の寿命での買い替えなどはありますが、ハサミやバリカンなどは手入れをすれば長期間使えますし、シャンプーやリンスは月に1〜2回使っても小型犬なら半年は余裕で持ちます。
仮に、3万円でシャンプーとカットに必要な用品を全部揃えて、1年に1回同じものを買い換えるとして比較すると
- サロンに行く
7,000円×12ヶ月×14年=117万6,000円 - 自宅でトリミングをする
30,000円×14年=42万円
使用する用品の値段や頻度によって異なりますが、単純計算をすると約70万円の節約になりますね。
始めは慣れるまで時間はかかると思いますが「とにかくトリミング料金を節約したい!」という方には、自宅のトリミングがオススメです。
ちなみに、自宅でのトリミングやシャンプーに関しては下の記事で詳しく解説しているので、「自分でチャレンジしたい!」という方はぜひ参考にしてください。
犬のトリミング料金を安く節約できる方法5選【50万円節約できます】まとめ
以上が、「犬のトリミング料金を安く節約できる方法5選【50万円節約できます】」の内容になります。
ワンちゃんを飼う上でトリミング料金は高額ですが、節約の仕方次第では生涯で50万円以上節約することも難しくないです。
なんでも節約すればいいわけではないですが、節約することで飼い主さんの金銭面の負担を減らせることは間違い無いです。
うまく節約方法を活用して、より充実したワンちゃんとのライフスタイルを作ってみてはどうでしょうか。
この記事をご覧になって、「トリミング料金」の節約方法を少しでもわかってもらえたら嬉しいです。
あなたが、ワンちゃんとの幸せなペットライフを過ごせることを応援してます!
他にも個人的にオススメなワンちゃんの用品もご紹介しているので興味があれば参考にしてくださいね!