飼いやすいって聞くけど実際どうなんだろう?
詳しく知りたーい!
そんな疑問を解決していきます!
こんな方におすすめの記事
- 「毛が抜けにくい犬種」を知りたい
- 「毛が抜けにくい犬種」のデメリットを知りたい
- 自分に「毛が抜けにくい犬種」が合っているか知りたい
文章が面倒ならYouTubeでどうぞ!
毛が抜けにくい犬種は本当は飼いづらいのかを徹底解説!
あなたは「毛が抜けにくい犬」と聞くとどんなイメージがありますか?
「毛が抜けにくいなら飼いやすいでしょ!」
「抜け毛の掃除もしなくていいしラクそう!」
こんなふうに思う方も多いんではないでしょうか?
確かに、抜け毛の掃除は少なくてすみますし、飼うのがラクな一面も間違いなくあります。
しかし「毛が抜けにくい=飼いやすい」と思いすぎるのは危険です。
毛が抜けにくい犬種は、人によっては非常に飼いにくいポイントがあるんです。
そこで、これから犬を飼う人が先入観だけで毛が抜けにくいワンちゃんを買わないように、正しい知識や考え方を解説していきます。
「毛が抜けにくい犬種について知りたい」方に向けて、わかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね!
執筆者紹介
よっしー(@yosy_blog)
こんな私が、ペット業界にいるからこそお話しできる視点でわかりやすく解説します!
毛が抜けにくい犬種の種類
そもそも、「毛が抜けにくい犬種」と言っても、どんな犬種がいるのかイマイチわからないですよね。
なので、あなたがペットショップやブリーダーからお迎えしやすい「毛の抜けにくい犬種」を6種類紹介していきます。
トイプードル
まずは、トイプードルです。これは有名なので知っている方も多いんではないでしょうか?
昔から大人気のワンちゃんですね。
フワフワな毛質をしていますが、意外にも毛が抜けづらいんです。
どう見ても毛が抜けそうな見た目をしてるんですけどね。
マルチーズ
続いてはマルチーズです。白い毛が特徴的な犬種です。
毛の触り心地はシルクのようにサラサラですが、毛が抜けづらいワンちゃんですね。
見た目は大人しそうですが、意外と活発で頑固な一面もあるので、甘やかしすぎないように気をつけたい犬種です。
シーズー
次は、シーズーです。鼻が潰れている犬種でブチャカワなワンちゃんですね。
あのユニークな見た目から、飼い主さんの中にはコアなファンが多いです。
ぶちゃかわなワンちゃんで毛が抜けにくい犬種が好きなら、シーズーがオススメですよ。
ヨークシャーテリア
続いては、ヨークシャーテリアです。
子犬のときと成犬になったときの見た目が大きく変わるのが特徴的な犬種です。
名前に「テリア」がつくだけあって、結構活発で元気な子が多い印象がありますね。
毛質はサラサラですが、毛が抜けにくい犬種ですよ。
ミニチュアシュナウザー
次は、ミニチュアシュナウザー です。
一昔前にドラマに出演してから、知った方も多いんではないでしょうか?
まるまるもりもりのやつですね。
ただ、意外と体格はガッシリしていて、体重がまさかの10kgになる子もいます。
毛が抜けにくい犬種の中では、かなり大きめなワンちゃんですね。
ビションフリーゼ
続いては、ビションフリーゼです。
もしかしたら、あまり聞き馴染みがない名前かもしれません。
見た目はトイプードルと似ていますが毛色は白色しかないワンちゃんです。
毛質がトイプードルよりクルクルしている子が多く、胴長短足の体型が特徴的ですね。
写真のようにアフロヘアにする飼い主さんが多いです。
毛が抜けにくい犬種の注意点
ここで絶対抑えておいて欲しいポイントをお伝えします。
ここまでの解説を聞くと「じゃあ毛が抜けにくい犬種は本当に毛が抜けないんだ!」と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、それは間違いです!
「毛が抜けにくい犬種」と言っても「まったく毛が抜けない」わけではありません。
あくまで「毛が抜けにくい」だけです。
抜け毛が0のワンちゃんはいませんので「毛が抜けにくい犬種」でも多少の抜け毛はあると思ってくださいね。
毛が抜けにくい犬種:番外編
では、ここからは番外編のワンちゃんを解説します。
何が番外かというと「一般的には毛が抜けにくいと言われているけど、意外と毛が抜けてしまう犬種」です。
そんな犬種を2種類紹介していきますね。
パピヨン
パピヨンは、一般的には毛が抜けづらい犬種と言われています。
しかし、飼い主さんの話を聞いていると、意外と毛が抜ける子が多いですね。
ときどき、毛が抜けづらいと言う方もいらっしゃるんですが、割合的には毛が抜けると言う人が8割ぐらいの印象がありますね。
実はパピヨンの毛は一定の長さまで伸びると抜けていきます。なので、定期的なお手入れやカットをしないと抜け毛が目立ってきます。
パピヨンを飼う際は、抜け毛のケアを気をつけるようにしましょう。
ミニチュアピンシャー
これまで紹介してきた犬種の中で、1番毛が短いワンちゃんですね。
ただ、こちらの犬種も一般的には毛が抜けにくいと言われてますが、実は結構毛が抜けます。
毛が短いので「フワフワ毛が舞う」と言うよりは「パラパラ毛が落ちる」イメージですね。
確かに、柴犬やダックスフンドなどの犬種と比べれば抜け毛の量は少ないですが、やっぱり毛が抜けます。
毛が短いからと言って油断せず、抜け毛対策はしっかり行いましょう。
毛が抜けにくい犬種の飼いづらい理由
あなたは「毛が抜けにくい=飼いやすい」と思っていませんか?
確かに、毛が抜けない方が掃除も楽そうだし飼いやすいイメージがありますよね。
しかし、実は毛が抜けにくい犬種でも人によっては「飼いづらい!」と思う理由があるんです。
ちなみに私が思う飼いづらい理由は主に2つあります。
それがこちらです。
毛が抜けにくい犬種が飼いにくい理由
- トリミング料金がかかる
- 毛のお手入れが大変
順番に見ていきましょう!
トリミング料金がかかる
毛が抜けにくい犬は毛が抜ける犬に比べてトリミング料金(毛のカットやお手入れにかかるお金)が多くかかってしまいます。
なぜなら、毛のカットが必ず必要だからですね。
毛が抜けにくい犬種は日常生活で毛が抜けづらい変わりに毛が延々と伸び続けます。
例えば、人間の髪の毛もカットしないとずっと伸びてしまいますよね。それと同じです。
放っておくと、毛で顔が隠れてしまったり、毛玉の原因になったりなど、衛生的にも良くありません。
では、どれくらいの頻度で毛のカットに行くかと言うと「1ヶ月に1回カットに行く」のが一般的です。
大体、これぐらいの頻度でカットに行かれている飼い主さんが結構いらっしゃいますね。
トリミングサロンでも月1回のカットをオススメしているところが多いですよ。
それに加えて、犬のカット料金は「1回約7000円」かかります。
料金は「地域」や「犬種」「体の大きさ」などによって異なります。
しかし、基本的に毛が抜けにくい犬種なら「シャンプー+毛のカット」で税込7000円前後のところが多いですね。
つまり、あなたはこれがどういうことかわかりましたか?
1ヶ月に1回カットに行って、1回7000円のカット代を払う。
すると、1年間のカット代だけで12ヶ月×7000円=84,000円もかかるということなんです。
さらに、犬の平均寿命はペットフード協会さんの調査で約14.5歳というデータがあります。
なので、仮に14年間毎月トリミングサロンに行くとすると、生涯のカット料金は84,000円×14年間=1,176,000円もかかるんです!
もちろん、この金額はザックリの計算なので目安です。
しかし、これぐらいのイメージを持っておくと、後で後悔せずに済むので覚えておきましょう。
なので、毛が抜けにくい犬種は、毛が抜けやすい犬種と比べて余計にトリミング料金がかかるというわけなんです。
参考資料:全国犬猫飼育実態調査結果-一般社団法人ペットフード協会
毛のお手入れが大変
具体的に何が大変なのかというと「毛玉ができやすい」というところがポイントです。
先ほども軽く触れましたが、毛が抜けにくい犬種は延々と毛が伸び続けます。
そのため、毛が抜けづらいので毛同士が絡まりやすく、毛玉ができやすいというわけですね。
でも「別に毛玉ぐらい大したことないでしょ!」と思った方もいると思います。
しかし、毛玉ができて放置するとこんなデメリットがあります。
毛玉のデメリット
- 通気性が悪くなり蒸れやすく皮膚炎を起こしやすい
- 汚れが溜まりやすくなり皮膚病になりやすい
- 毛玉どうしが絡み合うので触ると痛がる
- 痛みがあるとお手入れを嫌がり飼い主を噛む
- トリミングの際に追加料金を取られる場合がある
愛犬だけでなく飼い主にとっても大きなデメリットですよね。
ちなみに、毛玉があることでのメリットはありません。
毛玉は犬にとって悪影響しかないです。
なので、毛が抜けにくい犬種を飼うならできれば毎日、少なくとも2日に1回はブラッシングをして毛玉ができるのを予防する必要があります。
ただ正直いうと、毛玉に関しては飼い主がお手入れを「やる」か「やらないか」の差だけです。
「毎日のブラッシングは無理かな…」
「定期的なお手入れは難しそうだな…」
と少しでも思うなら、毛が抜けにくい犬種は飼いづらいと感じると思うので、もう一度検討してみたほうがいいですよ。
ただし、ここで「じゃあ毛が抜けやすい犬種なら毛玉ができないからお手入れしなくてもいいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それは間違いです。
毛が抜ける犬種は必ず毛玉ができないというわけではありません。
「ポメラニアン」や「ゴールデンレトリバー」など、毛が抜けるけど毛玉ができやすい犬種もいます。
確かに、毛が抜けにくい犬種は念入りなお手入れが必要ですが、毛が抜ける犬種でも定期的なお手入れは必要なので気をつけてくださいね。
なんにせよ、毛が抜けにくい犬種のお手入れは思った以上に手間がかかるので、ある程度覚悟しておきましょう。
毛が抜けにくい犬種はこんな人にオススメ
ここまで、毛が抜けにくい犬種は飼いづらいというお話をしてきました。
しかし、人によっては「それでも毛が抜けにくい方が全然いいよ!」という方もいらっしゃると思います。
ですので、私なりに毛が抜けにくい犬種がオススメな人をご紹介します。
それはこんな人です。
毛が抜けにくい犬種がオススメな人
- 月1回トリミングに行くのが苦じゃない人
- 毎月7,000円のトリミング代がかかっても大丈夫な人
- 犬のお手入れを毎日できる環境の人
- 抜け毛の掃除をしたくない人
- 何がなんでも抜け毛がイヤな人
やはり、毛が抜けにくい犬種はトリミング料金とお手入れの手間がかかるので、ある程度「お金」と「時間」の余裕がある方にオススメですね。
とくにオススメなのが「抜け毛が絶対イヤだ!」という方ですね。
抜け毛が洋服にビッシリついたり、ご飯の中に毛が入ったり、気になる方は非常に気になると思います。
毛が抜けにくい犬種は、そういったイライラが最小限にできるので抜け毛で余計なストレスを感じたくない方ならオススメですよ。
ただし「毛が抜けにくい犬種だから良い」というわけではありません。
飼い主さんの環境によっては「毛が抜けやすい犬種の方が飼いやすい!」という方もいらっしゃいます。
例えばこんな方です。
「毛が抜けてでも維持費を抑えたい!」
「抜け毛がまったく気にならない!」
正直、私は「誰もが飼いやすい犬種はいない」と思っています。
「飼いやすい犬種」と言っても、人の環境や状況によって「飼いやすい」はまったく違いますからね。
なので、周りが「この犬種は飼いやすいから!」と言って鵜呑みにするのではなくあなたの「飼いやすい」を考えてみてください。
まずは「毛が抜けにくい方がいいのか」「毛が抜けてもいいのか」を基準にワンちゃんを検討してみてはどうでしょうか?
きっと、あなたの「飼いやすい」が見えてくるはずですよ!
毛が抜けにくい犬種は本当は飼いづらい!?【ペットショップ店長徹底解説】まとめ
今回のポイントはこちらです。
まとめ
- 毛が抜けにくい犬種でも毛は抜ける
- 毛が抜けにくい犬種はトリミング料金がかかる
- 毛が抜けにくい犬種はお手入れが大変
- 毛が抜けにくい犬種でも飼いやすいとは限らない
- 誰もが飼いやすい犬種はいない
私の独断と偏見にまみれていましたが、これからワンちゃんを飼おうと思っている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
あなたがワンちゃんとの幸せなペットライフを過ごせることを応援してます!
他にも個人的にオススメなワンちゃんの用品もご紹介しているので興味があれば参考にしてくださいね!