ワンちゃんを飼う「維持費」はどれくらいかかるのかな?
何か節約できる方法はないのかな?
詳しく知りたーい!
そんな疑問を解決していきます!
犬の維持費で不安なあなたへ【節約の裏ワザ教えます】
初めてワンちゃんを飼うときに必ずといっていいほど気になるのは「維持費」です。
「犬を飼う維持費が心配で飼うことができない...」と考えている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
実際に私は5年以上ペットショップに勤めていますが、「維持費が不安でワンちゃんを飼えません!」というお客様を何百人もみてきました。
お客様の話を聞いていると、こんな方が多かったです。
- 維持費が高いイメージがあって自分には絶対飼えない...
- 最後まで面倒を見る維持費をかけられるか不安...
- 食費、治療費、など出費が多そうで心配...
「ワンちゃんの維持費はとにかく高いイメージがあって、私には飼えない!」と思われている方がかなりいらっしゃいます。
確かにワンちゃんの維持費はかかりますが、何でもかんでも維持費が高いわけではありません。
具体的に1つ1つ見ていくと、維持費を安く済ませることができるものも結構あるんです。
初めてワンちゃんを飼う方は「知らないだけ」です。
正しい「維持費」の知識を知ることで、あなたが「維持費」で悩む問題を限りなく減らすことができます。
この記事を読めば、あなたが維持費で悩むことなくワンちゃんをお迎えできるように詳しく解説していきますので、最後までご覧になってくださいね!
執筆者紹介
よっしー(@yosy_blog)
こんな私が、ペット業界にいるからこそお話しできる視点でわかりやすく解説します!
犬の維持費の悩み①:犬の維持費は生涯でいくらかかるの?
まず気になるのが「ザックリと犬の維持費は生涯でいくらかかるのか?」ですね。
実際の統計データを見て確認してみましょう!
ペット保険会社アニコムさんのデータによると、ワンちゃんの年間支出額薬34万円だそうです。ただし、この数字は小型犬〜大型犬までの平均を対象にしているので、犬種によって差があります。
そして、一般社団法人ペットフード協会さんの調査によると、ワンちゃんの平均寿命は14.48歳になっています。つまり、今では15歳まで歳をとるのは当たり前になってきているということですね。
ただし、こちらも犬全体の平均寿命の数字になっていますので、あくまで平均値です。
この2つのデータを合わせて単純計算すると、ワンちゃんを飼うには
約34万円×約14.5歳=約493万円の維持費がかかることになります。
もちろん「年齢」「犬種」「体の大きさ」などによって前後しますが、これぐらいは目安として見ていた方が安心ですね。
この493万円の維持費を見てあなたはどう思いましたか?
おそらく多くの方がこんなふうに思ったのではないでしょうか。
「やっぱり私にはムリです...」
「ワンちゃんを飼う自信を無くしました...」
安心してください!
逆にこの維持費を見て自信満々になる人の方が少ないと思います。(笑)
ほとんどの方はそんな不安を解決するために、「この記事を読もう」と思っていただいてますからね!
では、維持費の不安をなくすために「なんの維持費がかかるのか?」「どうやって維持費を節約するのか?」をこの後詳しく解説していきます。
出典:ペットにかける年間支出調査2020 |全国犬猫飼育実態調査結果-一般社団法人ペットフード協会
犬の維持費の悩み②:犬の維持費は何がかかるの?
続いて、具体的に犬の維持費は何がかかるかについて解説していきます。
「維持費」と一口に言っても様々なものがあります。下の表をご覧ください。
項目 小型犬 中型犬 大型犬 病気やケガの治療費 64,628
79,722
54,943
フード・おやつ 42,925
87,114
138,977
サプリメント 10,744
12,547
22,577
しつけ・トレーニング料 7,266
16,058
28,832
シャンプー・カット・トリミング料 47,976
40,175
49,383
ペット保険料 47,604
54,795
53,573
ワクチン・健康診断等の予防費 33,186
37,575
39,494
ペットホテル・ペットシッター 3,972
3,928
3,655
日用品 13,729
13,212
16,380
洋服 11,618
7,659
6,359
ドッグランなど遊べる施設 3,187
3,618
8,352
首輪・リード 5,958
6,857
11,006
防災用品 852
298
920
交通費 12,806
5,732
23,154
光熱費(飼育に伴う追加分) 13,798
13,983
21,412
合計(円) 320,250
383,273
479,020
回答数 2,007
315
177
どうぶつの平均年齢(歳) 5.3
5.6
4.9
アニコムさんのデータでわかりやすいものがありました。
ワンちゃんの年間にかかる費用を調べたものですが、かなり細かく分けられていますね。
ただ個人的に思うのは、「これ本当に必要かな?」と思う項目も結構あります。
例えばこれらの項目です。
- おやつ
- サプリメント
- しつけ・トレーニング料
- ペットホテル・ペットシッター
- 洋服
もちろん、場合によっては必要だったり、無いよりはあった方がいいものもあります。
しかし、「絶対に必要か?」と言われるとそんなことはないです。
しつけは飼い主さんが甘やかさないようにすればいいですし、洋服は飼い主さんがワンちゃんに着させたいだけの場合がほとんどです。
ペットホテル・シッターは親戚や友人にお願いできたりしますし、おやつの時間も毎日作る必要はありません。
上記の項目をなくすだけでも1年で約4万円節約できるので、平均寿命で計算すると生涯で約50万円節約できます。
「維持費」が高いイメージがあっても、こうやって1つ1つ見ていくと、意外と節約ポイントがあるんです。
ただし「治療費」「食費(フード)」「トリミング料金」はワンちゃんの維持費に大きく関わってきます。
ここを節約できればお財布の負担を大きく減らすことができます。
次は、これらのさらに詳しい維持費や節約ポイントを解説していきますね!
犬の維持費の悩み③:お金がかかる犬の維持費の原因3選
では続いて、お金がかかる犬の維持費の原因3選を解説していきます。
先ほども軽くふれましたが、維持費がかかる3つの主な原因はこれです。
この3つの正しい知識と節約ポイントを知れば、あなたの「維持費」の不安を大きく減らせますので、参考にしてくださいね。
では、1つづつ解説していきます!
治療費
結論から言ってしまうと「治療費」自体の節約は難しいです。
例えば、あなたは愛犬の体調が悪いときそのまま放っておけますか?
ワンちゃんの体調が悪くなったら病院に行かなければいけないですし、そこは節約するところではありません。
「治療費」自体はかかるときはかかるものなので、そこは割り切りましょう。
では、どうやって節約するかと言うとこんな感じです。
- 愛犬が病気・ケガをしないような環境を作る
- 体調が悪そうならすぐに病院に行き、重症化させない
- 保険に入る
治療費自体の節約よりも、どちらかと言うと予防が「治療費」の大きな節約につながります。
具体的な節約方法を解説すると内容が多くなってしまうので、下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧になってください。
食費
ワンちゃんの「食費」も維持費の大きな原因の1つです。
そして「食費」も「治療費」と同じで、犬を飼う上で必ずかかる費用になります。
「だったら節約のしようがないでしょ!」
「さすがに食費は節約がムリです!」
こんな声が聞こえてきそうですね。
実は「食費」も節約できる方法がいくつかあります。
しかも「フードのあげる量を減らす」「フードの回数を減らす」など、愛犬に負担がかかる方法ではありません。
それはこんな節約ポイントです。
- ネット通販でフードを買う
- 大容量のフードを買う
- 定期便やポイントを利用する
フードの種類や買い方で「食費」を大幅に節約できるんです。
こちらも詳しい節約方法は下の記事で詳しく解説しているので、興味があればぜひどうぞ。
トリミング料金
シャンプーやカットなどの「トリミング料金」もかなり維持費がかかります。
トリミングは、およそ1ヶ月〜1ヶ月半に1回行くのが一般的です。
地域、お店、犬種によって料金は違いますが、小型犬の場合でシャンプーのみなら3000〜5000円、カットなら6000〜8000円ほどかかります。中型犬、大型犬ならさらに金額が上乗せされます。
ちなみに、それぞれ生涯にどれくらいかかるか平均で単純計算してみると
【シャンプー】4,000円×12ヶ月×14年=67万2,000円
【カット】7,000円×12ヶ月×14年=117万6,000円
かなりの金額がかかりますね(笑)
しかし安心してください!
もちろん「トリミング料金」も節約することができるんです。
ポイントはこんな感じです。
- 毛の抜ける犬種を飼う
- サロンの会員になる
- カットモデルに応募する
- 愛犬の毛を短くカットする
- 自分でシャンプー・カットをする
自宅のケアやカットのやり方次第でコストを大きくカットできます。
こちらも内容が盛り沢山なので、別記事で詳しく解説しています。よかったらご覧になってくださいね。
犬の維持費は犬をいつ飼っても同じです
ここまで、犬の維持費にかかる金額や原因について解説してきました。
「維持費の不安が強くなった方」もいれば「維持費の心配がなくなった方」もいらっしゃると思います。
ただ、どちらの方にも共通して私が言いたいのは、基本的に犬の維持費は犬をいつ飼っても同じだと言うことです。
つまり、同じ犬種、同じ金額、同じ年齢の犬を「今すぐ飼う維持費」と「1年後に飼う維持費」では違いはないと言うことです。
仮に多少違ったとしても、考えても解決しない悩みなんです。
例えば、飼った犬が病気になりやすく「治療費」が多くかかるかどうかなんてわかりませんし、飼った犬の体が大きくなって「食費」が余計にかかるかどうかも断言ができませんよね。
もちろん、犬を生涯飼っていく上で「維持費」を考えることは必要ですが、考えたからといって「維持費」が0になるわけではありません。
もったいないのは「維持費」を言い訳にして、本当に欲しいときにワンちゃんを飼えなかったり、犬を飼う大事なタイミングを失ってしまうことです。
本当にあなたがワンちゃんを飼いたいと思うなら「維持費」のとらえ方を少し変えてみると、不安がなくなるかもしれませんよ。
犬の維持費が不安で犬を飼えないあなたへ【節約の裏ワザ教えます】まとめ
以上が、「犬の維持費が不安で犬を飼えないあなたへ【節約の裏ワザ教えます】」の内容になります。
ワンちゃんを飼う上で犬の「維持費」は切っても離せない問題です。
しかし「維持費」はちょっとしたポイントや知識を知るだけで大きく節約できます。
【犬の維持費=高い】と思っている方も多いと思いますが、上手く節約をすればあなたもワンちゃんを飼える環境を作ることができるんです。
ワンちゃんを最後まで飼える維持費や環境があることは必要です。
しかし「維持費」が不安で1歩が踏み出せない方は、悩みすぎずに視点を変えてみてはどうでしょうか?
この記事をご覧になって、少しでもあなたの力になれたら幸いです。
あなたが、ワンちゃんとの幸せなペットライフを過ごせますように。
他にも個人的にオススメなワンちゃんの用品もご紹介しているので興味があれば参考にしてくださいね!