何を用意すればいいのかまったくわからない...
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そんな疑問を解決していきます!
【失敗しない】犬を初めて飼うときに準備しておきたい必要なグッズ12選
犬を初めて飼うときって色々な心配がありますよね。「維持費」「しつけ」「お世話」など挙げればキリがありません。
中でも、よくお客さんから聞かれるのは「ペット用品」です。
私は5年以上ペット業界にいますが、こんな相談をよく受けます。
- 犬の用品は何を買えばいいの?
- 必要ないものは買いたくないんだけど...
- 用品の種類が多すぎて何を買えばいいかわからない...
とくに、ペットショップでは犬を初めて飼う方が多いので、必要な用品で悩まれている方は多いです。
ペット用品を見てもアイテム数が多すぎて、何が必要で何が必要ないか、どれを買えばいいかわからなくなるのは当然です。
ちなみに、私もいまだに悩むことがあります(笑)
そこで本記事では、あなたが犬の用品選びを失敗しないように詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね!
執筆者紹介
よっしー(@yosy_blog)
こんな私が、ペット業界にいるからこそお話しできる視点でわかりやすく解説します!
犬の用品はどこで買えばいいの?メリット・デメリットは?
犬の用品を買う場所は主に2つあります。それは「ペットショップ」と「ネット通販」です。
でも、犬を初めて買う方ならどっちがよくて、どっちで買えばいいのかわかりませんよね。
そこで、「ペットショップ」と「ネット通販」のメリット・デメリットをそれぞれ解説していきます。
あなたに合う方を選んでくださいね。
「ペットショップ」のメリット・デメリット
「ペットショップ」で用品を買うメリット・デメリットは下の通りです。
「ペットショップ」のメリット
- 用品に詳しい店員のアドバイスを直接聞けるから安心
- 商品を直接見て選べるから安心
- 欲しいときに自分ですぐに買いに行けるから必要なときに手に入る
- ショップの顔なじみになれる
「ペットショップ」のデメリット
- サークルなどの大きい用品も自分で運ばないといけない
- 自宅の近くにない場合、用品を買いに行くのに時間や手間がかかる
- 営業時間が決まっている
やはり「ペットショップ」の1番のメリットは店員さんからのアドバイスを直接聞けることです。
「ペットショップ」の店員さんなら実際にペットを飼っている方も多いので、リアルな飼い主さんの意見を聞きやすいですよ。
初めてで何もわからないなら、専門家の意見を聞くのが1番の近道になります。
ただし、用品を買いに行く時間や手間がかかりますし、自分で用品をすべて自宅まで運ばなければいけないので、休日や車の準備などが整わないと厳しいデメリットもあります。
「用品は自分の目で直接見たい」「専門家の意見を聞いた上で買いたい」「用品を自宅へ運べる時間や手段がある」という方にはペットショップがオススメです。
「ネット通販」のメリット・デメリット
「ネット通販」のメリット・デメリットはこんな感じです。
「ネット通販」のメリット
- 自宅まで配送してくれるので用品を買いに行く手間や時間がかからない
- ショップよりも安く販売されている商品があるのでお得に用品を買える
- 24時間好きなときに買うことができる
- ショップには無い珍しい用品を見つけることができる
「ネット通販」のデメリット
- 用品を直接見ることができないので不安
- 用品の形や大きさなどの詳細が明確ではないことがある
- 用品に不良品や不備があった場合、返品などの手続きが面倒
- 配送途中で用品の破損などが起こる可能性がある
「ネット通販」の最大のメリットは用品をすべて自宅に届けてくれるのでショップに行く時間やムダな労力を使う必要が一切ないことです。
さらに、24時間好きなときに用品を買うことができるため、時間や場所を気にしなくていいのも嬉しいですよね。
ただ、用品は直接届くまで見れないし、配送途中で破損する場合もあるので、それなりのデメリットもあります。
「用品を買うのに手間や時間をかけたくない」「少しでも安く用品を買いたい」「ネットで買うのに抵抗がない」という方にネット通販はオススメですよ。
犬を初めて飼うときに準備しておきたいグッズ12選
続いて、犬を初めて買うときに最低限準備しておきたい用品を紹介していきます。
様々なグッズがありますが「とりあえずこれを買っておけば大丈夫!」というものだけご紹介します。
「何に用品を買えばいいかわからない...」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
サークル・ケージ
主に「愛犬の留守番のとき」「トイレを覚えさせるため」「体を休めるため」など様々な使い方があります。
よく「サークルは本当に必要なの?」と聞かれることが多いですが絶対に用意したほうがいいです。
とくに、家にお迎えしたばかりの子犬の時期は、新しい環境でストレスを感じやすかったり、体調を崩しやすい子が多いので、サークルの中で休ませてあげる必要があります。
それだけでなく、留守番中に高いところから落ちての「骨折」、ゴミ箱などをあさってゴミなどを飲み込んでしまう「誤飲事故」などのリスクも無くすことができます。
愛犬の安全やしつけのためにもサークルは必ず用意しましょう。
サークルとゲージの違いや選び方などは別記事で詳しく解説しているので、興味があればご覧になってくださいね。
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キャリーケース・クレート
移動の際にワンちゃんを安全に移動させるために使用します。クレートと呼ばれることもありますね。
とくに、車での移動時にワンちゃんをそのまま乗せてしまうと、急ブレーキや事故などで思わぬケガにつながるリスクがあります。
キャリーケースならシートベルトにも引っかけられるので、1人のときも気にせず安心して運転することができます。
また、プラスチック素材などで作られている「ハードキャリー」なら丈夫なので、ある程度の衝撃にも耐えられて車や電車の移動でも安心ですよ。
徒歩などでのちょっとしたお出かけなら、布などの柔らかい素材で作られている「ソフトキャリー」もオススメです。
デザインがカワイイものが多く「トートバッグタイプ」や「リュックタイプ」など持ち運びがしやすいものが多いのが特徴です。
移動の際は愛犬の安全を確保するのが必須なのでキャリーケースを必ず準備しましょう。
キャリーケースの種類や選び方などは別記事で解説しているので、詳しく知りたい方はよかったらどうぞ。
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首輪・ハーネス・リード
散歩のときに使用します。
ちなみに、聞きなじみのない「ハーネス」は体に装着する「胴輪」のことを言います。
気をつけて欲しいのは「首輪」「ハーネス」「リード」を選ぶ際は、必ず愛犬のサイズや体重に適したものを選ぶようにしましょう。
例えば、首輪のサイズが合ってないと、首を締めすぎて呼吸器に負担がかかってしまったり、首輪がゆるくて外れてしまい脱走の危険があります。
ネットで「首輪」や「リード」を買うのもアリですが、心配なら直接ペットショップで愛犬の「首回り」と「胴回り」を測ってから買うのが安心ですよ。
ドッグフード
犬用のご飯を1日2〜3回に分けてあげます。
ただし、ドッグフードは種類が非常に豊富です。どのフードをあげればいいか迷われる方は非常に多いです。
しかし「絶対このフードがいい!」「このフードはダメ!」という絶対的な基準はありません。
正直どのドッグフードが愛犬に合うかどうかは、実際に与えてみないと分からないことがほとんどです。
もし、ペットショップやブリーダーさんから犬をお迎えするなら、今まで与えていたドッグフードをあげるのがオススメです。
急にフードの種類を変えると、フードを食べなかったり、ウンチがゆるくなることがあります。
仮に新しいフードに切り替えたいなら、いきなり全部変えるのではなく新しいフードを少しづつ混ぜるように変えてあげてくださいね。
ちなみに、ペットショップではフードの試供品がもらえたりするので、試して愛犬に合うようならそのまま使うのもアリですよ。
トイレトレー
愛犬にトイレの場所を教えるために使います。
とくに子犬のうちは、お迎えしたばかりの新しい家の環境で、どこでトイレをすればいいかわかりません。
部屋中のあちこちで、おしっこやウンチをされると後片付けが大変ですよね。
「トイレトレー」は素材がメッシュのプラスチック素材でできているものが多く、トイレの場所を足の感覚で覚えやすい特徴があります。
また、トイレシートをカバーの下に固定できるので、シートを破かれたり、シートを誤って飲み込む心配もなくなります。
後で「トイレ覚えさせておけばよかった...」と後悔しないために絶対にトイレトレーを用意しましょう。
トイレトレーの詳しい選び方やおすすめなどは別記事で詳しく解説しているので、よければどうぞ。
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トイレシーツ
おしっこを吸収したり、ウンチをくるんで捨てたりするように使います。
トイレシートにも様々なタイプがあります。
シートの大きさは「レギュラー」「ワイド」「スーパーワイド」の3種類があり、厚さも「厚型」「薄型」の2種類があります。
また、アロマの「いい匂いがするシート」や消臭効果に優れた「炭を使ったシート」など、飼い主さんとワンちゃんに合わせたシートを選ぶことができます。
トイレシートはトイレを処理するために必ず必要で使う回数も多いので、まとめ買いしておくと便利ですよ。
ベッド・クッション
犬がリラックスしたり寝るために使用します。
サークルの中に1つ置いておくと、愛犬が留守番中などでもリラックスして過ごすことができます。
「ベッド」と一口に言っても大きさや形などもいろいろあります。
大きさの目安は、愛犬が足を伸ばしてもおさまるくらいがベストです。
ベッドの形は何でもいいですが、ベッドの縁が盛り上がっているとアゴを乗せて枕にできるので、縁が盛り上がっているのがオススメですよ。
ちなみに、夏は「通気性がいいベッド」、冬は「保温性が高いベッド」など季節によってベッドの特徴が変わるので、季節に合ったベッドを選んであげてくださいね。
給水機
ワンちゃんがいつでも水が飲めるように使います。
ボトルタイプの給水機は、サークルに取り付けるだけでいいので設置も簡単で使い勝手がいいです。
ただし、慣れていないワンちゃんだと上手く水を飲めなかったりするので、始めは飼い主さんが指で飲み口を押しながら、場所や飲み方を教えてあげてください。
ちなみに、お皿に水を入れてあげることもできますが、ひっくり返してこぼしたり、ゴミなどが水に入りやすく衛生的にもよくないので、あまりオススメはしません。
給水機は愛犬が安心して水を飲むために必須なので必ず用意しましょう。
おもちゃ
ワンちゃんの「留守番中」「飼い主と遊ぶとき」「しつけ」などに使用します。
とくに、子犬は大人の歯が生え終わる生後10ヶ月前後までは、歯がむずがゆくて「甘噛み」が続きます。
放っておくと、家具を噛んで壊したり、飼い主の手を積極的に噛むようになったり、大変な思いをするかもしれません。
問題行動になる前に、おもちゃで思いっきり遊んでストレスを解消させたり、人の手ではなくおもちゃを噛ませるようにするなど、おもちゃをうまく活用するようにしましょう。
ただし、おもちゃの大きさが小さすぎると飲み込んでしまい「誤飲事故」につながることがあります。
おもちゃを選ぶ際は、愛犬の体の大きさに合ったものを選ぶようにしてくださいね。
ブラッシング用品
主に「お手入れ」「毛玉の予防」「抜け毛の予防」などに使います。
「トイプードル」や「ヨークシャーテリア」などの毛玉ができやすい犬種は毛玉の予防ができますし、「ポメラニアン」や「チワワ」などの毛が抜けやすい犬種は抜け毛の量を大幅に減らすことができます。
それだけでなく、体についた汚れを取ったり、ぬれた体を乾かすときにも使えたりするので1本あると重宝するときが多いです。
愛犬の毛のケアをするために犬用ブラシを1つは買っておきましょう。
犬用ブラシに関しては下の記事で選び方やオススメなどを詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。
耳掃除グッズ
愛犬の耳を清潔に保つために使用します。
耳掃除を甘くみている方が多いのですが、耳掃除を怠ると「外耳炎」「耳ダニ」などの耳トラブルを引き起こしてしまいます。
とくに耳が垂れている「トイプードル 」「ダックスフンド」などの犬種は、耳が蒸れやすく注意が必要です。
ただし、耳のケアを普段からしていれば耳のトラブルはある程度防げます。
飼い主のお手入れ不足が原因で、治療のために何回も通院したり治療費を払うのも切ないですよね。
愛犬の耳の健康を守るために耳掃除グッズは必ず用意しましょう。
耳掃除グッズは別記事で種類や使い方などを詳しく解説しているので、よければどうぞ。
歯磨きグッズ
愛犬の歯を健康に保つために使います。
「歯磨きまでしなくていいでしょ!」と思われている方が結構いらっしゃいますが、そんなことはありません。
ワンちゃんの平均寿命が上がるにつれて、昔に比べて歯のトラブルは増加しています。
犬でも「歯周病」「歯槽膿漏」などになりますし、場合によっては口の中で増えた細菌が全身にまわり亡くなってしまうリスクもあります。
人間でも歯磨きは毎日しますよね。
犬の歯磨きも愛犬が健康に一生を過ごすためのお手入れなので歯磨きグッズも準備するようにしましょう。
犬の歯磨きグッズに関しては下の記事で詳しくまとめているので、どうぞご覧になってください。
【あると便利】持っておいて損はしないグッズ
最後に「犬を飼うのに必須ではないけど持っておいても損はしないよ」というグッズをご紹介します。
どれもワンちゃんとの生活の質を上げるために役立つグッズなので、興味があれば参考にしてみてくださいね。
犬用マット
「ワンちゃんの滑り止め」「おしっこのシミ予防」「床のキズ防止」などの効果があります。
「犬を飼うと家が傷ついたり汚れたりするのが心配...」という方は、犬用マットを敷くと安心です。
部屋中にマットを敷くのは大変だと思うので、ワンちゃんが過ごす時間が多い部屋だけ敷くのもアリですよ。
また、滑り止めやクッションの効果があるマットもあるので「膝が弱いワンちゃん」「子犬」「老犬」にもオススメです。
犬用マットを敷いて悪いことはないので不安な方は買っておくといいですよ。
詳しい犬用マットの選び方などに関しては下の記事で解説しているので、よかったらご覧になってください。
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犬用シャンプー・リンス
愛犬を自宅でシャンプーするために使います。
シャンプーはトリミングサロンでやってもらうことが一般的ですが、予約をとったりサロンに行く時間や手間がかかったりと面倒な場合もあります。
しかし、自宅にシャンプーがあれば好きなときにいつでもできますし、コスパもいいです。愛犬とのコミュニケーションにもなるので、信頼関係を作るのにもオススメですよ。
「定期的に愛犬をきれいにしたい!」「自宅で自分でシャンプーをしてあげたい!」という方はシャンプーを買っておきましょう。
犬用シャンプー・リンスについては下の記事で使い方や選び方を詳しく解説しているので、よかったらご覧になってください。
犬用タオル
犬のことを考えて作られたタオルです。
シャンプーをした後やお散歩などでぬれた後に使います。
人用のタオルでも問題ないのですが、犬用タオルは吸水性・速乾性に優れているので使い勝手がとてもいいです。
1度犬用タオルを使うと使いやすくて、人用のタオルに戻れなくなると思いますよ。
1枚あると様々な場面で使えるので買っておいて損することはないですよ。
犬用タオルの詳しい解説は下の記事で解説しているので、興味がある方はご覧になってくださいね。
犬用バリカン
「お手入れ」や「毛のカット」に使用します。
一般的にお手入れやカットはトリミングサロンでやってもらいますが「犬用バリカン」があれば自分ですることができます。
「バリカンを自分でするのは心配...」という方が多いですが、毛の長さを均一にできる「アタッチメント」がついていたり、刈る長さを調整できる機能がついているバリカンもあるので、慣れれば気にならなくなります。
私も始めはまったくバリカンを使ったことがない初心者でしたが、今では普通に扱うことができますよ。
自宅でバリカンができれば、トリミング代金の節約や好きなときにお手入れができたりします。
「トリミング代金を節約したい!」「愛犬のお手入れは自分がしたい!」という方は犬用バリカンを買うのがオススメです。
犬用バリカンの選び方やオススメに関しては下の記事で詳しく解説してあるので興味がある方はどうぞ。
【失敗しない】犬を初めて飼うときに準備しておきたいグッズ12選まとめ
犬を初めて飼うときは何から準備をすればいいか不安になりますよね。
考えれば考えるほど行動できなくなってしまう方がほとんどです。しかし、考えすぎても何も解決しません。
まずは、ワンちゃんとの楽しい生活を想像してみましょう。
その上で「サークルはどこに置くのか?」「トイレのしつけは誰がするのか?」など具体的にイメージしてみてください。
きっとワンちゃんをお迎えする1歩が踏み出せるはずですよ。
あなたがワンちゃんとの幸せなペットライフを過ごせるよう心から応援しています。