初心者 飼い方

「小型犬」と「大型犬」飼いやすいのはどっち?ポイントを徹底解説!

2024年12月23日

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「小型犬」と「大型犬」飼いやすいのはどっち?ポイントを徹底解説!

悩む女性
ワンちゃんをお迎えしたいけど「小型犬」と「大型犬」どっちがいいのかな?

現実的には「小型犬」の方がいいけど、理想は「大型犬」がいいな...

でも何を基準に考えればいいか分からない...

誰か詳しく教えてー!

 

そんな疑問を解決していきます!

 

こんな方におすすめの記事

  • これから初めてイヌを飼うことを検討している
  • 「小型犬」と「大型犬」で悩んでいる
  • 自分に「小型犬」と「大型犬」どちらが合っているか知りたい

 

文章が面倒ならYouTubeでどうぞ!

 

「小型犬」と「大型犬」で悩んでいる人が知らないと後悔するポイントを徹底解説!

 

この記事を見ていただいているということは、あなたが「小型犬」と「大型犬」どちらを家族にお迎えしようか悩まれていることだと思います。

おそらく、こんな悩みではないでしょうか?

「小型犬が飼いやすいのはわかるけど大型犬に憧れがある!」
「夫は大型犬が欲しいと言ってるけど私は小型犬がいい!」
「現実的には小型犬がいいけど大型犬も迎えたい!」

 

どうですか?あなたの悩みも当てはまっていませんでしたか?

実際に私はペット業界にいて結構長いですが、こんな相談が結構ありましたね。

確かに、自分に小型犬が合っているのか大型犬が合っているのかわからないですし、仮にワンちゃんを飼ったとしても、本当に自分がワンちゃんを最後まで飼えるのかも心配になりますよね。

そこで今回は、あなたが「小型犬」と「大型犬」どちらをお迎えするべきかがわかるように、徹底的に解説していきます。

 

では、この後の内容がわかりやすいように早速結論をお伝えします。

結論

<小型犬をお迎えすべき人

「これから初めて犬を飼う人」

<大型犬をお迎えすべき人>

「犬の飼育経験があり、大型犬のデメリットを100%理解した上で、それでも絶対大型犬を飼いたい人」

 

イヌ初心者の方に向けて、わかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね!

 

執筆者紹介

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よっしー(@yosy_blog

こんな私が、ペット業界にいるからこそお話しできる視点でわかりやすく解説します!

 

目次

 

「小型犬」と「大型犬」の定義

「小型犬」と「大型犬」の定義

 

当たり前のように「小型犬」「大型犬」と言っていますが、そもそも「小型犬」と「大型犬」って何を基準に区別されているか知っていますか?

結論から言うと、実は「明確な定義はありません。」

「えっ、そうなの!」っとビックリする人も多いんじゃないでしょうか?

私も初めて知った時はまったく同じ感想でした。

じゃあ何で区別しているのか?というと、一般的には「体重」で区別されていることが多いです。

ちなみに、こんな感じで分けられることが多いです。

  • 成犬時体重4kg未満:超小型犬
  • 成犬時体重4~10kg未満:小型犬
  • 成犬時体重10~25kg未満:中型犬
  • 成犬時体重25kg~40kg未満:大型犬
  • 成犬時体重40kg超過:超大型犬

ちなみに、私もなぜ定義がなくこの基準なのか気になったので調べてみたのですが、いまいち正解がわかりませんでした。

例えば、日本で最大規模の犬種の登録を行っており登録頭数が国内最多を誇る団体『ジャパンケネルクラブ』をみてみても、犬種ごとの理想の体重の表記はありますが「小型犬」「大型犬」の明確な表記はありませんでした。

また、国内最古の犬種団体で日本犬の保存に努めている『日本犬保存会』でも、柴犬=小型犬などの表記はありましたが「◯kg未満:小型犬」などの表記を見つけることはできませんでした。

ただ、基準を詳しく知っていてもワンちゃんを飼っていく上で、とくに必要ない知識ではあるので、なんとなく知っておくぐらいでいいかなと思います。

なぜなら、トイプードルでも体重が2kgの子もいれば、7kgの子もいたりするからですね。

正直、個体差がかなり大きいので、参考値ぐらいの感覚でいた方がいいです。

ザックリ覚えるなら、「成犬時の体重が10kg未満:小型犬」「10~25kg未満:中型犬」「25kg以上:大型犬」の認識で十分ですよ。

 

よっしー
あくまで目安程度で覚えておくだけで、全然問題ないです!

 

「小型犬」と「大型犬」の比較すべきポイント

「小型犬」と「大型犬」の比較すべきポイント

 

「小型犬」と「大型犬」を迷っているなら、必ず比較しておいて欲しいポイントを3つ紹介します。

これを比較するだけで、あなたにどちらがあっているかをイメージしやすくなると思うので、参考にしてみてくださいね。

 

比較ポイント①飼育費用

一口に飼育費用と言ってもいろいろありますが、飼い主さんが気になるのは「食費」と「医療費」ではないでしょうか。

ワンちゃんを飼う上では、絶対に切り離せない項目ですね。

これに関しては、実は詳しい統計データが『一般社団法人ペットフード協会』から出ているので、それを元に見ていきましょう。早速結論の数字から見ていきましょう。

2023年の数字は以下のとおりです。

<ドッグフードの支出額>
「小型犬:3,936円」
「大型犬(中型犬も含む):5,169円」

<医療費>
「小型犬:4,204円」
「大型犬(中型犬も含む):3,719円」

<生涯にかかる経費>
「小型犬:2,382,200円」
「大型犬(中型犬も含む):2,559,186円」

 

正直この数字を聞いて「あれ?」って思いませんでしたか?

ぶっちゃけ、イメージとしては小型犬よりも大型犬の方が、体が大きい分もっとお金もかかりそうな印象ってありませんか?

しかし、この数字だけ見るとそんなに大きな差がないことになりますね。

「じゃあ、飼育費用がそんなに変わらないなら小型犬でも大型犬でも好きな方をお迎えすればいいじゃん!」って思っちゃいますよね。

ただ、確かに数字だけ見ればその通りなのですが、個人的にはその考えは絶対やめて欲しいです。

「大型犬」の方が圧倒的にお金がかかる可能性が高いことを強く認識して欲しいんです。

単純に考えてもらうとわかりやすいのですが、体が大きい子の方が食べる量も多いし、体が大きい子の方が与える薬の量なども多くなります。これは人間でも同じですよね。そうすると必然的にかかる飼育費用も増えていくことになります。

今回のデータでは、結果的に小型犬と大型犬に大きな差は出ませんでしたが、私はたまたまではないかと思っています。実際に2022年のデータを見ると、医療費は「小型犬:4,258円」「大型犬:6,626円」と結果が逆転しています。

もちろん、与えるフードの値段やお迎えした子がどれぐらい病気になるかで、かかる費用に大きく差が出るため一概には言えません。

ただ、先ほどの飼育費用のデータだけ見ると「小型犬と大型犬が同じくらい飼いやすい!」と思いこんでしまうのは個人的にかなり危険だと思ってるので、そこは分別するようにしてくださいね。

 

よっしー
大型犬は、お金がかかる前提で検討すべきです!

※参考文献:全国犬猫飼育実態調査|一般社団法人ペットフード協会

 

比較ポイント②飼育可能な環境

これも単純な話ですが、「体重が3kgのチワワを飼う環境」と「体重が30kgのゴールデンレトリバーを飼う環境」が全く同じなわけがありません。

当たり前ですが、体が大きいワンちゃんほど制限がかかってきます。

とくに私が飼い主さんに重視して欲しいのは、ワンちゃんが成犬になったり介護が必要になった時などの「未来」を考えて欲しいです。

例えば、今大型犬を考えている方は、迎えるワンちゃんが体重30kgであることをイメージしながら、この質問に答えてみてください。ちなみに体重30kgは小学校3年生ぐらいの子供ぐらいの大きさです。

大型犬を飼ってイメージできる?

  • 家を引っ越す時犬も問題なく連れて行けるか?
  • 飼い主に何かあった時頼れる人は誰か?
  • 散歩に行くのは誰がどれくらいするのか?
  • 動物病院に誰がどうやって連れていくのか?
  • 犬が介護を必要なとき誰がどうやるのか?
  • 事故が起きないように誰がしつけをするのか?
  • 何があっても自分が100%責任を取れると断言できるか?

 

さあ、あなたはすぐに答えられたでしょうか?

厳しいことを言いますが、最低限これぐらいの質問は即答できて100%自信満々で答えられるようでなければ、大型犬は諦めてください。これぐらい先のことを考えられないなら、大型犬を飼うどころかワンちゃんを飼うこともやめて欲しいぐらいです。

強いていうなら、もし万が一のことがあっても体が小さい小型犬なら融通が利きやすいので、小型犬をお迎えした方がいいでしょう。

それぐらい、自分自身が「飼育可能な環境」なのかどうかを客観的に見て判断することが「小型犬」か「大型犬」を選ぶ上で、メチャクチャ大切なんです。

ここの判断を間違えると、ワンちゃんも飼い主さんも、ほぼ100%後悔する未来になってしまうので、必ず自分に当てはめて比較するようにしてくださいね。

 

よっしー
冷静に自分の環境を見つめ直してください!

 

比較ポイント③その犬種を飼いたい理由

いきなりですが、なぜあなたはその犬種を飼いたいと思いましたか?

もっと具体的にいうと、なぜあなたは小型犬の「トイプードル」を飼いたいと思いましたか?

なぜあなたは、大型犬の「シベリアンハスキー」を飼いたいと思いましたか?

それぞれ色々な理由があると思いますし、別に正解不正解はありません。

ただ、私が今までお話しした方、とくに大型犬をお迎えしたい方に多いのですが、こんな理由の方が一定数いらっしゃいました。

  • 「大型犬がかっこいいから飼いたい!」
  • 「なんとなく大型犬を飼いたい!」
  • 「大型犬に憧れがあるから飼いたい!」

 

正直、そのように思うのは「大型犬」だけでなく「小型犬」でも飼う上で、飼い主が思う本音のところなので全然問題はないです。ただし、超重要なのは「その後を考えているかどうか」です。

私の経験上ですが「とりあえずなんとなく大型犬が飼いたい!」という方が結構いらっしゃったんですよね。とくに男性の方が圧倒的に多い印象ですね。

先ほども少しお話ししましたが、大型犬をお迎えするなら「未来」をしっかり見据えて欲しいというのが私の考えです。ですので、「なんとなく大型犬が飼いたい!」と思ってもワンちゃんの未来に責任が100%持てるのなら、全く問題はないですし飼いたい理由はなんでもいいと思います。

しかし、私が先ほど出した未来を考える質問を覚えているでしょうか?

大型犬を飼ってイメージできる?

  • 家を引っ越す時犬も問題なく連れて行けるか?
  • 飼い主に何かあった時頼れる人は誰か?
  • 散歩に行くのは誰がどれくらいするのか?
  • 動物病院に誰がどうやって連れていくのか?
  • 犬が介護を必要なとき誰がどうやるのか?
  • 事故が起きないように誰がしつけをするのか?
  • 何があっても自分が100%責任を取れると断言できるか?

 

正直「なんとなく大型犬を飼いたい!」と言っている方は、この質問に対して明確に答えられる方が、ほとんどいないと思っています。

つまり、何が言いたいかというと「犬の未来のことを一切考えず、飼い主の自己満足だけで大型犬を飼いたいと言うのはヤメてほしい」ということです。

もちろん、小型犬だったら未来のことを一切考えなくてもいいというわけではないです。

ただ、「小型犬」よりも「大型犬」の方が、圧倒的に飼育の難易度が高く、散歩や介護などで本当に大変な思いをするケースが多いです。

ですので、この話を聞いてちょっとでも自信がなくなった人は、大型犬ではなく小型犬をお迎えした方がオススメですよ。

 

よっしー
大型犬は「なんとなく」で飼っていいものではありません!

 

「小型犬」をお迎えすべき人

「小型犬」をお迎えすべき人

 

早速結論から言ってしまいます。

個人的に思う小型犬をお迎えすべき人は「これから初めて犬を飼う人」です。

これから初めて犬を飼う人は、ほぼ間違いなくこんな悩みを持っているはずです。

初めてイヌを飼う人の悩み

  • しつけを上手くできる自信がない
  • 犬の飼い方がどれが正解かわからない
  • 犬を飼って上手くいくイメージがわかない
  • 本当に自分が犬を幸せにできるか心配
  • 自分が最後まで犬を飼えるか不安

 

正直、犬をお迎えするときってメチャクチャ不安が積み重なっていきますよね。

「もちろん犬を飼えば楽しくなるのは分かってるけど、でも本当に飼えるか心配でしょうがない...」となるのが普通の人です。

なので、その気持ちになるのは全然問題ないので、そこは変に不安になりすぎなくても大丈夫です。そこで、そんな不安を最小限にできるのが「小型犬」なんです。

もちろん「小型犬」なら全く不安を感じないと言うわけではありませんが、「大型犬」と比べるとはるかに「小型犬」の方が気が楽だと思います。例えば、体が小さいとこんなメリットがあります。

小型犬のメリット

  • しつけがしやすい
  • 移動がしやすい
  • 運動量が少ない
  • 子供や年配者でも接しやすい
  • 気持ちの余裕ができやすい

体が小さい「小型犬」は、しつけや散歩などワンちゃんと向き合わなければいけない要素のハードルがグッと下がります。

むしろ私には、これから初めて犬を飼う人が、体重30kgの「シベリアンハスキー」を難なくしつけしたり、堂々と散歩をしている姿がイメージできないですね。

ですので、飼い主の精神的負担や愛犬の将来などを考えたときに、これから初めて犬を飼う人は「小型犬」をお迎えした方がいいと思いますよ。

 

よっしー
「小型犬」はこれからイヌを初めて飼う方に圧倒的オススメです!

 

「大型犬」をお迎えすべき人

「大型犬」をお迎えすべき人

 

こちらも、早速結論から言ってしまいます。

個人的に思う大型犬をお迎えすべき人は「犬の飼育経験があり、大型犬のデメリットを100%理解した上で、それでも絶対大型犬を飼いたい人」です。

まず大前提として、「小型犬」の飼育経験を飼い主さんには1度経験しておいてほしいです。

小型犬を飼った上で「自分でも責任を持って最後までお世話ができた!」と周りに言っても恥ずかしくないぐらい自信満々で言えるなら、問題ないとは思います。

正直、体が小さい「小型犬」のお世話も満足にできないのに、はるかに体の大きい「大型犬」をお世話するなんて、無謀にも程があります。

私は、犬の飼育経験を実際に自分で経験して、犬を飼うことの大変さを本当の意味で知っている方が「大型犬」を飼うべきだと思っています。

ですので、犬の飼育経験は「大型犬」を飼う上でのスタートラインと考えてもらっていいと思います。

 

そして、「大型犬」のデメリットは100%理解してください。

ペットショップでもブリーダーでもネットでもいいので、とにかく「大型犬」のデメリットを限界まで集めて把握してください。メリットは全くいりません。とにかくデメリットです。

「大型犬」に限らずではありますが、イヌをお迎えするときはメリットが頭に浮かびがちですが、それは危険です。

悪質なペットショップやブリーダーでは、イヌを飼ってもらうために都合のいいことしか話さないところもあったりしますが、そんなところとは2度と関わらないでください。

私的には、「小型犬」よりもはるかに「大型犬」の方がデメリットが多いと思いますし、安易にお客様にオススメすることは絶対ありません。ですので、まずは「大型犬」のデメリットを全て理解するようにしましょう。

そして、その上で「絶対に大型犬を飼いたい!」という人が大型犬をお迎えすべきです。

 

私が必ず「大型犬」を迎えたい人に聞く質問があります。それは「本当にその犬種じゃないとダメなんですか?」です。

もっと言うと、「シベリアンハスキーじゃないと絶対に犬を迎えたくないのか?」「トイプードルやチワワだとダメなのか?」など、「大型犬」じゃなきゃダメな理由を詳しく確認します。

この質問をされた時に、少しでも気持ちが揺らぐようなら「小型犬」をお迎えするのをオススメします。「大型犬」を飼いたいという気持ちがそれぐらいの程度ということです。

逆に、この質問に対して一切気持ちが揺らがず「それでも大型犬が飼いたい!」という方なら大型犬をお迎えしてもいいんじゃないかと私は思います。

ここまでくると、表面上の「大型犬が欲しい!」ではなく、本当の本心の「大型犬が欲しい!」だと思うので、そういう方は全力で応援します。

あなたも自分が本心から小型犬が欲しいのか、大型犬が欲しいのか一度自己分析してみてください。そうすれば、あなたが「小型犬」をお迎えすべきなのか「大型犬」をお迎えすべきなのかがはっきり見えてくるはずですよ。

 

よっしー
「大型犬」をお迎えするなら中途半端な覚悟は捨ててください!

 

「小型犬」と「大型犬」で悩んでいる人が知らないと後悔するポイントを徹底解説まとめ

「小型犬」と「大型犬」で悩んでいる人が知らないと後悔するポイントを徹底解説まとめ

 

今回のまとめはこちらです。

結論

<小型犬をお迎えすべき人

「これから初めて犬を飼う人」

<大型犬をお迎えすべき人>

「犬の飼育経験があり、大型犬のデメリットを100%理解した上で、それでも絶対大型犬を飼いたい人」

 

今回も私の独断と偏見にまみれていましたが、これからワンちゃんを飼おうと思っている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

あなたがワンちゃんとの幸せなペットライフを過ごせることを応援してます!

他にも個人的にオススメなワンちゃんの用品もご紹介しているので興味があれば参考にしてくださいね!

 

 

-初心者, 飼い方