自宅のトリミングのやり方はどうやるのかな?
詳しく知りたーい!
そんな疑問を解決していきます!
トイプードルのトリミングを自宅でする方法を徹底解説します!
「トイプードルのトリミングを自宅でやりたい」という人は多いのではないでしょうか?
しかし、自宅でのトリミングを一歩踏み出せない方がかなりいらっしゃいます。
よく聞く、自宅でトリミングができない理由はこんな感じです。
- トリミングが難しいイメージがある
- トリミングに必要なものがわからない
- トリミングの方法がわからない
「トリミングはやってみたいけど、難しいイメージがある。しかも、道具を揃えるのが大変だし、やり方もわからない!」と思っている方が多い印象があります。
確かに、トリミングはプロの方に料金を支払いやってもらうのが一般的です。
しかし、正しい知識を持ち、安全な環境を整えられれば、自宅でのトリミングは十分に可能です。
自宅でトリミングができれば、トリミング代金を大幅に節約できるだけでなく、慣れれば愛犬のストレスを減らすこともできます。
自宅のトリミングのメリット・デメリットについては、下の記事で詳しく解説しているので興味があればどうぞ。
今回は、この記事を読めばあなたがトイプードルのトリミングを自宅でできるように細かく説明していきますので、最後までご覧になってくださいね!
執筆者紹介
よっしー(@yosy_blog)
こんな私が、ペット業界にいるからこそお話しできる視点でわかりやすく解説します!
そもそも「トリミング」って何?
そもそも、よく聞く「トリミング」という言葉ですが、ちゃんとした意味ってご存知でしたか?
「トリミングを説明して!」と言われると、ちょっと困りますよね。(笑)
そこで「トリミング」の正しい意味を調べてみました。
・トリミングは、英語の「トリム(trim)」を語源とした言葉で、トリミング(trimming)はトリムの名詞形である。ちなみにトリムする者はトリマー(trimmer)と呼ばれる。
・原義は「切り落とす」「刈り込んでキレイにする」「整頓する」という意味。
・犬や猫の毛を手入れをすることといった様々な意味で用いられる。
元々は「刈り込んでキレイにする」という意味だったのが、「犬や猫の毛を手入れする」という意味で使われるようになったみたいですね。
つまり「トリミング」は毛のカットを含むお手入れ全般のことをいいます。
トイプードルの自宅のトリミングで必要な道具は?
「トリミング」の意味がわかったところで、続いて自宅のトリミングをするのに必要な道具をご紹介します。
いろいろな道具がありますが、最低限あったほうがいいのはこんな道具です。
それぞれの説明と簡単な使い方を1つづつ解説していきます!
犬用シャンプー
毛のカットやお手入れをする前に、シャンプーをするのがトリミングサロンでは一般的です。
シャンプーなしでも毛のカットはできますが、バリカンに毛玉がからまったり、毛の仕上がりがパサパサになったりします。
シャンプーで毛を清潔に保つ役割もあるので、できれば使ってあげたいアイテムです。
「シャンプーとリンスは種類がありすぎて何を買えばいいのかわからない!」と言う方は、それぞれ詳しく解説しているのでぜひどうぞ。
犬用全身バリカン
主に体全体の毛をカットするときに使用します。
付属のアタッチメントがついているバリカンもあり、3ミリ、6ミリ、9ミリなど一定の長さで揃えることもできます。
ハサミと比べると初心者でも簡単に扱えるので、メインで使用することが多くなります。
自宅でトリミングをするなら必須アイテムですね。
「どんなバリカンを買えばいいの?」と言う方は、下の記事で詳しく解説しているのでぜひどうぞ。
犬用ミニバリカン(部分用バリカン)
主にワンちゃんの足裏や耳の裏など、細かい場所をカットするときに使うのがミニバリカンです。
ミニバリカンは小さく小回りが効くので、かゆいところに手がとどく便利なバリカンです。
とくに足裏の毛は慣れれば簡単に刈れるので、トイプードルを飼うなら一本あると非常に便利ですよ。
ミニバリカンに関しても下の記事で詳しく解説しているのでぜひどうぞ。
犬用カット用ハサミ
体全体や顔まわりをカットする際に使います。
ただし、一般的なハサミと違い、刃にさわっただけでスパッと切れるぐらい切れ味がいいです。
とくに顔まわりを切る際は、刃が目に当たったり、舌に当たってしまい大きなケガにつながるリスクがあります。
ハサミを使う場合は、細心の注意を払いましょう。
注意ポイント
ときどき、100均に売っている工作ハサミを使う方がいらっしゃいますが、オススメはしません。
なぜなら持ち手のところに指を引っ掛けるところがなく、刃が安定しないからです。
すると、真っ直ぐに毛を切れなかったり、刃がブレてワンちゃんに当たってしまい大ケガにつながる可能性があります!
犬用スキバサミ
毛の長さを変えずに毛量を減らすことができます。
見た目のバランスを崩さずに毛量だけ少なくなるので、暑さ対策にもなりますしお手入れもラクになります。
ただし、同じ場所を切り過ぎると見た目がデコボコになるので、バランスを見ながら少しづつ切るようにしましょう。
スリッカーブラシ
バリカンでカットする前に、バリカンが途中で引っかからないようにするために使います。
毛の通りをよくしておけばスムーズにカットができるので、愛犬と飼い主の負担を大きく減らせます。
カット後は体についているムダ毛を取り除くためにも使うので、トリミングには必須の道具です。
「どんなスリッカーを買えばいいか分からない!」と言う方は、下の記事で詳しく解説しているのでよかったらどうぞ。
コームブラシ
毛玉の有無の確認やブラッシングの仕上げに使います。
写真のコームは粗目と細目のタイプなので、ワンちゃんの毛量や毛の引っ掛かりに応じて、使い分けることができます。
目周りや口周りなど、細かい場所をカットするときの補助に使うこともあるので、あると便利です。
「どのコームブラシ買えば分からない!」と言う方は、コームが必要な犬種や使い方も下の記事で詳しく解説しているのでよかったらどうぞ。
トイプードルの自宅のトリミング方法は?
続いては、自宅で行うトリミングの順番を解説していきます。
順番は様々なやり方がありますが、今回は多くのトリミングサロンで実際に行っている順番をご紹介します。
順番はこんな感じです。
1つづつ解説していきます!
1.下準備
主に、ワンちゃんに毛玉があるかどうかを確かめます。
毛玉がある状態だと、バリカンでカットをする際に引っかかってしまい、上手くカットができません。
毛玉がある場合は、指でほぐしたり、ブラッシングで毛のからまりをほどいてあげてください。
入念に下準備をすることで、毛玉の予防やドライヤーで乾かしやすくなるメリットがあります。
注意ポイント
下準備を面倒くさがってやらない人が多いですが、やるかやらないかでカットのしやすさや作業時間が大きく変わります。絶対にやるようにしましょう!
2.シャンプー
体の汚れを落として毛の仕上がりをフワフワにさせます。
ワンちゃんが驚かないよう、シャワーはお尻からゆっくりかけてあげてください。
シャンプーは、36〜38度のぬるま湯で行うようにしましょう。熱すぎても冷たすぎても、ワンちゃんの負担になります。
シャンプーをしっかり泡だてて全身を洗ってあげてください。
とくに、足先、お尻まわり、脇などは見落としがちなので、忘れずに入念に洗いましょう。
顔周りを洗うと嫌がる子は多いので、スポンジを使って洗ってあげると愛犬の負担を減らすことができますよ。
注意ポイント
慣れていない方だとシャンプーのすすぎ残しがとても多いです。シャンプーがついたままだと皮膚トラブルにつながるリスクが上がります。すすぎは、全身くまなく行うようにしましょう!
3.乾かす
毛をしっかり乾かしてカットや仕上げをやりやすいようにします。
まずはタオルを1枚使って水気をしっかり拭き取ってください。
十分に水気が取れたら、新しい乾いたタオルで体を拭きながら、ドライヤーで乾かしてあげましょう。
さらに水気が取れたら、スリッカーブラシでブラッシングしながら、ドライヤーで乾かします。
スリッカーは、柄の部分を握りしめるのではなく、ペンを持つ感じで持ってください。
スリッカーを肌に強く当てると傷がつきます。肌に平行になるように優しく動かしてくださいね。
胸や脇、耳周りなどは乾きづらいので、入念に乾かして確認をしましょう。
毛の根本をさわって、湿っていなければオッケーです。
注意ポイント
毛の根本が乾いてないと、毛玉の原因や皮膚病につながる恐れがあります。時間はかかりますが、しっかりと根元まで乾いたかを確認しましょう!
4.カット
ハサミやバリカンを使ってカットをしていきます。
自宅のトリミングで最も気をつけるべき作業です。
とくに顔周りをカットする際は、ハサミが舌や目に当たると大ケガにつながります。
ハサミを寝かせて使ったり、刃先が丸いハサミを使うとケガのリスクを抑えられます。
カットの方法ですが、顔まわりやお尻まわりなどの場所によってやり方が違ってくるので、別記事で詳しく解説します。
自宅のカットに関しては下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
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注意ポイント
バリカンやハサミに慣れていないと、近づけるだけで暴れるワンちゃんもいます。まずは慣れさせることが大切です。愛犬の無理のないペースでカットをしましょう!
5.仕上げ
足裏の毛のカットや耳掃除、爪切りなどのお手入れを行います。
サロンによっては、最初の下準備のときに終わらせるところもあります。
トリミングサロンでは1日でまとめて終わらせますが、自宅でやる場合は日にちを分けてすることができます。
「今日は爪切りだけやろう!」
「午前中は耳掃除だけやって、午後は足裏の毛だけ整えよう!」
こんなふうにマイペースでできるので、愛犬の負担が少なくなるように仕上げをしてあげてくださいね。
注意ポイント
慣れていないのに、1度に全部仕上げをしようと思うとかなり大変です。長時間の拘束はワンちゃんも嫌がります。愛犬の様子を見ながら、無理のない仕上げをしましょう!
トイプードルのトリミングを自宅でする方法【必要な道具も紹介します】まとめ
以上が、トイプードルのトリミングを自宅でする方法になります。
トリミングを自宅でしようと思うと、トリミングに必要な道具を揃えたり、トリミング方法を知る必要があるので、慣れるまで難しく感じると思います。
しかし、道具は1度揃えればある程度使用できるのでカット代の節約にもなりますし、自宅のトリミングも慣れれば楽にできるようになります。
愛犬も大好きな飼い主さんと慣れた環境でトリミングができるので、余計なストレスを与えずにすみます。
始めは誰でも初心者なので上手くいかないのは当然です。
これを機に、自宅のトリミングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
この記事をご覧になって、トイプードルの自宅のトリミング方法を少しでもわかってもらえたら嬉しいです。
あなたが、ワンちゃんとの幸せなペットライフを過ごせますように。