ワンちゃんを飼う「家庭環境」はどうやって作ればいいの?
詳しく知りたーい!
そんな疑問を解決していきます!
【犬を初めて迎えるあなたへ】家の環境作りを徹底解説します!
ワンちゃんを初めて飼う方が不安に感じる原因の1つが「家の環境」です。
「家の環境が整ってないから犬を飼うことができません...」という方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
事実、私は5年以上ペットショップに勤めていますが、「家庭環境が不安でワンちゃんを飼えないんです...」というお客様を何百人もみてきました。
そして、お客様の話を聞いているとこんな方が多かったです。
- 家族で犬が嫌いな人がいるから飼えない...
- 犬が1人の時間が多くなるから心配...
- 家を傷つけたり汚されないかが不安...
安心してください!
確かにペット不可の家だったり、家に24時間だれもいなくなる、など飼うことが難しい環境もあります。
しかし、家の環境で悩んでいることは、飼育方法やペット用品などのちょっとした工夫で解決できることが多いんです。
この記事を読めば、あなたが家の環境で悩むことなくワンちゃんをお迎えできるように詳しく解説していきますので、最後までご覧になってくださいね!
執筆者紹介
よっしー(@yosy_blog)
こんな私が、ペット業界にいるからこそお話しできる視点でわかりやすく解説します!
犬を飼えない環境のよくある原因5選
始めに、私がペットショップに5年以上勤めてお客様から相談の多かった、犬を飼えない環境の良くある原因5つを紹介します。
初めてワンちゃんを飼う方で「家の環境が心配です...」という方は、ほとんどがこの5つ中に当てはまります。
犬を飼えない環境の原因は下の通りです。
あなたにも当てはまるものがあったのではないでしょうか?
1つづつ分かりやすく対策を解説していきますね。
では、行きましょう!
家族に犬嫌いの人がいる
家族に犬嫌いの人がいるご家庭は意外と多いです。
例えばこんな感じです。
「おばあちゃんが犬が大嫌いで、家では飼えないんです...」
「お父さんが犬嫌いで、オッケーをもらわないとダメなんです...」
「子供が犬が苦手で、うちはムリなんです...」
私はこういう方を何百人も見てきましたが、犬が苦手な家族がいてもワンちゃんを実際にお迎えした方も同じくらい見てきました。
どうしても家族に「ダメ!」「ムリ!」と言われてしまうと、飼うことを諦めてしまいがちですが、本当にそうでしょうか?
ご年配の方やお子さんは、イメージだけでワンちゃんを「嫌い」「苦手」と思っていることも多いです。
お父さんは「欲しい!」と言ったら、反射的に「ダメ!」と言う方もいらっしゃいます。
ただ、実際にワンちゃんをお迎えしたら
「あんなに反対していたおじいちゃんが、今では1番可愛がってます(笑)」
「最初は苦手だった子供が、今では兄弟みたいに一緒に遊んでいます(笑)」
こんな方は私のお客様でもたくさんいらっしゃいます。
【家族に犬嫌いの人がいる=犬を絶対飼えない】わけではありません。
「犬嫌いの理由は何か?」「どうして反対するのか?」
犬を飼うことがダメな理由を明確にすれば解決できることも多いです。
まずは、犬嫌いの家族の方も含めて真剣に「ワンちゃんを飼うこと」を話し合ってみてはどうでしょうか?
犬が1人になる時間が多い
「犬が1人になる時間が多いからワンちゃんを飼えない...」と言う方もかなりいらっしゃいます。
結論を言うと、1人になる時間が多くてもワンちゃんは飼えます。
なぜならペットショップでも犬が1人になる時間が多いからです。
多くの方はこんな心配があります。
「朝から夕方まで人がいなくなるから飼えません...」
「日中だれもいないから、犬がかわいそうで飼えない...」
でも、安心してください!
私の知っているペットショップでは、夜の20時〜翌朝の10時まで人がだれも来ません。
つまりワンちゃんは約14時間1人の時間を過ごします。それでも、翌日にワンちゃんが倒れたりすることはありませんし、出勤の度に病院へ連れて行くこともありません。
しかし子犬のうちは糖分が足りなくなって倒れてしまう「低血糖」になりやすいです。そのため、留守番の時間に関係なく外出前にはフードを食べたかどうかの確認は必ず必要ですが、それさえ守ればオッケーです。
【1人の時間=留守番の練習】でしつけの1つと思えば、飼い主さんの気持ちもラクになりますよ。
「それでもやっぱり心配...」と言う方は、犬の留守番について下の記事で詳しく解説しているので、よかったらご覧になってください。
家を傷つけられる・汚される
家を傷つけられたり汚されたりするのが心配で、犬を飼えない人もいます。
よくお客様から言われるのはこんな意見です。
「いろんな場所でおしっこをされたりしたらイヤだから飼いたくない!」
「家具を噛まれたりするとイヤだから飼いたくない!」
「床が傷つけられるから飼いたくない!」
確かに、家が新築だったり賃貸の家だと、家具や床などを傷つけられたりしたらショックですよね。
しかし、上記の悩みは飼い主さんの飼い方次第でほとんど予防できます。
例えば、こんな感じです。
- はがせるタイプのペット用壁紙を使う
- ペット用マットを床に敷く
- 子犬の頃から家具を噛まないようにしつけをする
【犬=家を傷つける】という先入観を持たれている方は非常に多いです。
しかし、今は便利なペット用品がたくさんありますのでいくらでも対策ができますし、しつけは飼い主さんのやり方次第でいくらでも修正することができますよ。
こちらも詳しく書くと内容が多くなってしまいますので、別記事で解説しています。興味がある方はぜひどうぞ。
犬アレルギーがある
犬アレルギーも犬を飼えない原因の1つです。
お客様によく言われるのはこんな意見です。
「ワンちゃんを飼った後に、アレルギーが出ないか心配...」
「アレルギーの症状は軽いけど、悪化して飼えなくなったらどうしよう...」
「子供にアレルギーが出ないか不安...」
アレルギーの程度によっては、命に関わることがありますので「なんとかなるでしょ!」と簡単に考えすぎないほうがいいです。
しかし、犬アレルギーでも、犬種によってはアレルギーが出なかったり、上手く対策をすれば生活に支障がないぐらい抑えることができるケースもあります。
【犬アレルギー=絶対に犬を飼えない】わけではありません。
犬アレルギーの原因や対策に関して、下の記事で詳しく解説してあるので興味があればどうぞ。
ペットを飼えない家
家自体がペット禁止で犬を飼えないケースもあります。
例えば「ペット禁止のアパート」「ペットの制限付きのマンション(小動物はOK、犬はダメなど)」「ペット禁止条件付きの社宅」などですね。
ここで注意して欲しいことがあるのですが、たまにお客様でこう言う方がいらっしゃいます。
「自宅はペット飼えないんですけど、黙って飼おうと思ってます!」
「ペット禁止だけど、お隣さんも犬飼ってるから、うちも飼ってもいいよね!」
結論から言うと、絶対犬を飼うのをやめてください。
ほぼ間違いなく犬を飼っているのをバレますし、隣人の方の迷惑になります。
ちなみにバレることでこんなリスクがあります。
- 規約違反で強制退去をさせられる
- 規約違反している飼い主が悪いので、何があっても反論できない
- 退去時に修繕費として十万単位のお金を請求される
- 隣人から騒音・悪臭などのクレームが来る
- 散歩や病院に行きづらくなり犬に負担がかかる
飼い主というよりは、周囲の方やワンちゃんに迷惑や負担がかかります。
何より上記の項目を気にしながらだと、気持ちよくワンちゃんと楽しい生活を送ることができませんよね。
1番いいのはペットが飼える家に引っ越しをしてからワンちゃんを飼うのがベストです。
ペットを飼えない家に住んでいる方は、無理してすぐに犬を飼う必要はないです。
ワンちゃんをすぐに飼いたい気持ちはわかりますが、自分のことだけでなく周囲の方やワンちゃんにも目を向けるようにしてくださいね。
犬を飼える環境は自分で作れます
ここまで、犬を飼えない環境の原因5選を解説してきましたが、すべてに共通点があります。
「犬を飼える環境は自分で作れる」ということです。
5つの原因のほとんどが、飼い主さんの飼い方で解決できます。
- 家族に犬嫌いの人がいる
→家族と真剣に話してみる - 犬が1人になる時間が多い
→留守番の練習という考え方をする - 家を傷つけられる・汚される
→ペット用品を買う・しつけをする - 犬アレルギーがある
→アレルギー対策をする - ペットを飼えない
→ペットを飼える家に引っ越す
もちろん解決できないケースもありますが、リスクを最小限に抑えることはできますし、犬を飼える可能性を1%でも上げることはできるはずです。
ここまで本記事を見ていただいたあなたなら、何かできそうな気がしてきませんか?
もう1度重要なので言いますが、犬を飼える環境は自分で作れます。
「本気で犬を飼いたい!」と思うなら、これを機に1歩踏み出してみましょう!
【犬を迎える初日は心配...】犬を飼える家庭環境の作り方を徹底解説!まとめ
以上が、「【犬を迎える初日は心配...】犬を飼える家庭環境の作り方を徹底解説!」の内容になります。
犬を迎えるときは心配ですし、本当に犬を飼えるのかも不安になります。
しかし、1つ1つ原因を見ていくと、飼い主さんの意識で解決できるものがほとんどです。
不安な気持ちはわかりますが、ずっと悩んでいてもその気持ちは無くなりません。
それよりも「ワンちゃんがいることでできること」「ワンちゃんとの生活でしたいこと」など、ポジティブに考えてみると前向きな行動をとることができます。
この記事をきっかけに、家の環境を見直してみてはどうでしょうか?
この記事をご覧になって、少しでもあなたの力になれたら幸いです。
あなたが、ワンちゃんとの幸せなペットライフを過ごせますように。